日常の行動観察で新たな発見!!

Blaue Smileys

近年、こんな公園を目にすることが多い。『滑り台がない』、『ジャングルジムがない』、『シーソーがない』、『ボール遊び禁止』…etc.
20年前では考えられなかった公園が常識となりつつある。
なぜ、このようになったのかについては、『遊具の安全性の問題』、『近隣住人からの申し出』…etc.があるそうである。

今回着目したのは、公園の変化の原因ではなく、それによる子供達の行動の変化の方である。
遊具がない公園で遊ぶ子供達の様子を観察してみるとなかなか面白い。 遊具がなくても今までとは違う遊び方をしいているのだ。
カードゲーム、鬼ごっこ、携帯ゲーム機…。 様々な年齢の子供もが様々な遊びをしている…。
子供の遊びが変わっているということは、子供達の行動も変わっているのだ。

そして、行動が変わると、『遊具の品質リスクの着目点』も変わってきて、新しい規格基準が制定されたり、時には法律の改正がされたりする。
『売れる商品品目』についても変化するのではないだろうか。

また、商品に求められる品質の基準は、それを使用する人の年齢によっても違うのである。
例えば『バッグ』という商品。 1歳児~2歳児がバッグを持った場合、予想される行動は、『舐める、噛む』、『自分で開けようと試みる』などだ。 この場合に求められる品質は、『舐めても安全なこと』、『開けやすいこと』となる。
7歳~15歳くらいの子供の場合はどうだろう。 『重たい教科書を入れる』、『振り回す』、『放り投げる』…が考えられるが、こうしたケースでは、『縫い目が頑丈』、『持ち手が頑丈』、『摩耗に対して頑丈』などが、品質として求められる要素だろう。
同じ、『バッグ』であっても、年齢や行動する環境によって、品質について求められる基準は変わってくる。

商品の品目によって求められる品質の基準は当然の事ながら異なる。しかし、「「安心、安全な商品」」を担保できる品質管理を考えるためには、『使用する人の年齢の違い、世の中の環境の変化、人々の行動の変化、求められる品質の変化」」という視点も、常に念頭において置く必要があるだろう。
その時代々々により、人々の行動、環境、常識も変化する事に関心を怠らず、新しい環境下での品質リスクのあり方について考え、日々依頼される商品の品質検査に際して、顧客へのサポートとなるように対処していきたいものだ。

『人々の行動の変化』に、仕事上の大きなヒントがあると感じた一日であった。

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