AIがペットと飼い主の通訳になるかもしれない近未来
生成AIサービスによる自動翻訳が自然な言葉遣いやカジュアルな表現を駆使する一方で人名など固有名詞をきちんと訳せずに別人の話に変えてしまう例がみられます。 「〇〇が言われたこと」が「〇〇が言ったこと」になるような誤訳もけっこうな頻度で出てきます。 ネット・ニュース記事などを見るとそういった精度の低い翻訳を介したと推察される結構杜撰なフェイク・ニュースにときどき出くわします。 生成AIや大規模言語モデルによる自動翻訳が高度化する一方、統計的処理に依存する翻訳モデルでは文脈にそぐわない置換といった課題が残されているのです。
しかし、「その程度」…という言い方は失礼かもしれないけれど、そういった曖昧な言語化でも十分に役立ちそうなジャンルもありそうです。 統計的アプローチを動物の生体データに応用し、ペットの感情や状態を可視化する試みが進んでいるのです。
言葉を持たない動物の鳴き声や動作を大量のデータセットとして統計処理することで、状態の推定が可能となる可能性の追求です。 研究分野では、University of Michigan (2024年発表)のチームが人間用の音声認識AIモデルの転用について報告しています。
実用化の分野でも、猫用音声解析アプリやAI搭載犬用首輪が2020年頃に公開されたりしています。 このようにペットの発声等とデータベースとを照合して「不安」や「空腹」といった状態を統計的に推定する仕組にはまだまだ未知の可能性があるのかもしれません。
犬の鳴き声から感情や状態をある程度の精度で推定できるのでは?と期待したくなってきますね。
ただし、統計解析では状況依存の過剰解釈や個体差による精度のばらつきといった品質面の問題も生じるものです。 元々、人間の言葉の様な「適切に翻訳できるプロの翻訳家」は存在せず、何が正解かも正答率も精度も本当のところはよくわからないのがおそらく実状、まだまだ当面は玩具・お楽しみグッズの範疇と思われているでしょう。 しかし、もし今後この分野が市場拡大していくならば「商品・サービスとしての」品質評価もきっとおそらく多分 必要になり…。
犬語検定何級なんてものができたりするのかも…?
そこまで行くともはやSFの様な空想の世界の話ですが、もしも仮にAIがペットの「ことば」を読み取れるようになれば話しかけることも可能になって「翻訳」が双方向になったり、ネットの広大な海へと開放されたペット達と人間との関係性まで変わっていく…なんてこともひょっとしたら起きるのかも知れませんね。
