〜「部屋全体にミストが行き渡る加湿器」を検査〜
新たな技術を搭載した。
その効果の違いを知りたい
- ご依頼
- 「競合が増え続けるなかで、差別化を図るために新たな技術を搭載した。その効果の違いを検査してほしい」。このご相談からプロジェクトがはじまりました。基本的に加湿器のミストは空気よりも重いため、部屋の床から近い場所に溜まってしまいます。今回、搭載した新しい技術によってこの課題が解決され、従来品と比べて部屋全体が加湿されるという証明が求められました。
- 検査内容
- 部屋全体へミストを行き渡らせる方法として、お客様が着目していたのはブラウン運動※でした。そこで、ブラウン運動が起こる最適な粒子サイズのミストが発生しているか。その粒子量はどのくらいかを調べることを提案しました。さらに、ブラウン運動が起きることで実際に部屋全体へミストが行き渡って加湿されるか。また従来品と比べて加湿持続時間に変化があるかを検査しました。
- 実施イメージ
-
- 検査は、恒温恒湿室に加湿器を設置して実施。パーティクルカウンタで粒子サイズとその粒子量を測定しました。また、部屋全体への効果を見るために湿度センサーを加湿器周辺だけでなく検査室の四隅付近に設置して、加湿器をONにしたときの湿度の変化を測定。その後、OFFにして湿度の推移を記録するという方法で、従来品との比較を行いました。
- 結果
- お客様のご期待通り、新たな技術を搭載した加湿器は、部屋全体に効果を発揮していました。しかし、比較のために検査した従来品でも、じつは同様の効果があったことが分かったのです。そのため、新たな技術による付加価値の証明には至りませんでしたが、開発してきた商品にこれまで気づいていなかった優位性を見つけることができました。